軽度歯周病を放置すると、炎症がさらに進み、歯を支えている骨がかなり溶けてきます。
歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)が4〜6mm程度まで広がり、歯がグラつき始めたり、硬いものが噛みにくくなったりします。見た目にも、歯と歯のあいだにすき間ができたり、歯が長くなったように感じます。
また、化膿(うみ)が起きることで口臭を感じるようになります。
歯ぐきの奥深く、目では見えない歯の根元にも歯石がつくため、基本治療に加え、歯周外科治療や骨の再生療法が必要になる場合があります。
中等度歯周病になると、症状を自覚できるようになってきます。一方で、痛みを感じない方も多く、気づかないまま放置してしまうケースも少なくありません。
上記のチェックリストに一つでも当てはまるものがあれば、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。
まずは歯周基本治療(歯周病の原因であるプラーク・歯石を取り除く治療)を行います。基本治療で改善しなかった部分には、歯ぐきを開いて奥深くの歯石を除去する歯周外科治療を行い、必要に応じて溶けた骨を回復させる再生療法を併用します。
軽度歯周病と比べると、治療の回数や期間は多くなりますが、専門医が丁寧に経過を見ながら進めていきます。









| お悩み | 歯周病を治したい、左側で噛めない |
|---|---|
| 診断 | 中等度歯周病 |
| 治療の内容 | 精密検査の結果、左上の歯は残すことが難しいほど歯周病が進行していました。この歯を無理に残すと隣の歯にまで悪影響が及ぶおそれがあったため、患者さまに十分ご説明のうえ、左上の歯を抜歯。同時に隣の歯の保存に努めました。歯周基本治療に加え、部分矯正・歯周外科治療・かぶせ物の治療を行っています。 |
| 治療期間 | 約2年 |
| 費用 | 保険診療+自費診療(仮歯・部分矯正・歯周外科治療・かぶせ物) *自費分:約80万円/治療内容により変動します |
| 治療後の経過 | 治療終了から8年、4ヶ月に一度のメンテナンスを欠かさず継続中。噛み合わせの確認・プロのクリーニングを続け、良好な状態を維持しています。 |
| 治療のリスク | 歯周病の再発の可能性。噛み合わせは日々変化するため定期的な確認が必要。かぶせ物の周囲に虫歯ができる可能性(歯ぐきが下がった場合)。 |
写真を見ると、一見中等度歯周病のほうがひどく見えますが、実は重度歯周病のほうが全体的に骨が溶けている状態です。
中等度と重度の違いは、主に歯周ポケットの深さと生活への影響です。中等度の歯周ポケットが4〜6mmなのに対し、重度は6mm以上になり、食事など日常生活に支障をきたします。
歯周病は重度にまで進行しないと症状を自覚しにくいため、放置されてしまう傾向があります。これが歯周病のもっとも怖い点です。
はい、多くの場合は歯を残すことができます。ただし、歯の状態によっては他の歯を守るために抜歯が最善の選択肢となることもあります。その際は理由をしっかりご説明いたします。
一般的に1〜2年程度かかることが多いです。歯周基本治療で改善するケースもあれば、外科処置が必要になるケースもあり、患者さまの状態によって異なります。
歯周基本治療は保険診療で受けられます。再生療法やかぶせ物の治療は自費になる場合があり、事前にお見積もりをお伝えします。
もちろんです。セカンドオピニオンとしてのご相談も受け付けています。歯周病専門医の視点から改めて検査・診断し、可能な治療法をご提案いたします。
中等度歯周病を放置すれば、重度に進行し、歯を失うリスクが高まります。
しかし、この段階で適切な治療を受ければ、歯を残して快適な食生活を取り戻すことができます。
当院では歯周病専門医が豊富な知識と経験で、ご相談にのります。
現在他院に通院中の方も、セカンドオピニオンとしてお気軽にお問い合わせください。改善できるうちに手を打つことが大切です。
ご予約は「お電話」または
「WEB予約」にてお受けしています。
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