ブログ - 杉並区(代田橋)の歯周病専門医|鎌田歯科医院

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2025.6.23

【小児矯正】いつから始める?子どもの歯並びと年齢ごとの注意点

「うちの子、歯並びがガタガタだけど矯正っていつから始めればいいの?」
「永久歯が生えそろってからじゃないとできないの?」

このようなご質問を、保護者の方からよくいただきます。
実は、小児矯正には始めるべきタイミングがあり、お子さまの成長に合わせて適切に対応することで、将来的な負担や治療期間を減らすことができます。

■ 小児矯正とは?

小児矯正とは、成長発育期の子どもを対象とした矯正治療です。
顎の成長をコントロールしたり、歯がきれいに並ぶスペースを確保したりすることで、大人の矯正よりも自然で負担の少ない治療が可能になります。

■ 小児矯正は「2段階」に分けて考えられます

第1期治療(6歳~12歳頃):混合歯列期

  • 乳歯と永久歯が混在する時期
  • 主に顎のバランスや成長を整える目的
  • 指しゃぶりや舌のクセなど、歯並びに悪影響を与える原因を改善

第2期治療(12歳~):永久歯列期

  • 永久歯が生えそろってからの本格的な歯列矯正
  • 歯をきれいに並べるワイヤー矯正やマウスピース矯正などが中心になります

■ 年齢別|歯並びの注意点とチェックポイント

▶ 3〜5歳(乳歯列期)

  • 受け口や反対咬合が見られたら早めの相談を
  • 指しゃぶりや口呼吸などクセの確認が大切

▶ 6〜8歳(混合歯列前期)

  • 前歯のガタガタ、すきっ歯、出っ歯が気になりやすい
  • 顎の成長を利用した矯正がしやすい時期

▶ 9〜11歳(混合歯列後期)

  • 永久歯が増え、歯列全体のバランスが見えてくる
  • 本格的な矯正が必要かの判断時期

▶ 12歳以降(永久歯列期)

  • 永久歯がすべて生えそろったら、第二期治療の検討を
  • 見た目や噛み合わせの最終調整が主な目的

■ 小児矯正のメリット

✅ 顎の成長を利用できるため、抜歯の可能性が減る
✅ 本格矯正が不要になったり、治療期間が短くなる場合も
✅ 顔立ちや発音、姿勢にも良い影響があることも

■ いつ相談すればいいの?

目安としては、5〜8歳頃に一度歯科医院で相談されることをおすすめします。
早期に対応できれば、将来の矯正治療の負担を軽減できることもあります。

🌟まとめ

小児矯正は、「歯が生えそろってから」ではなく、成長の段階に合わせて始めるのが理想です。
お子さまの歯並びや噛み合わせに少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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お子さまの将来のために、早めのチェックが大切です!